型抜き・エンボスプレス機で版画を制作!その2 準備編・その3 描画編

ドライポイント制作 制作日記

その2 準備編

1.板を切断

アルミ板の場合:0.3mmはカッターで切れました。アルミ板が何ミリまでカッターで切れるかまだ試していないのでわかりません。ただハサミで切ると切った先からめくり上がるのでおすすめしません。その場合、実際には糸鋸になるのだと思いますが、結構面倒です。

プラ板の場合:薄ければカッター、厚めならプラスチックカッターで筋をつけて割ればOKです。

試していませんがニードルの刃が立てば、もっと硬めの樹脂(アクリルとか)の板でも大丈夫だと思います。プラ版なのはたまたま手元にあったからです。

2. 板を裁断した四辺の縁をヤスリ(ペーパーでも棒ヤスリでも可)などで上面の角を取ります。プレス時に用紙を縁で破かないようにするためです。またこれをプレートマークといいます。

ちなみにらつるつるしてない方に絵を描きます。ヤスリで落とす表裏を注意してください。

 

 

 

 

用紙

数時間程度以上かけて用紙を湿します。

油性インクの場合

この順番に挟んで紙を湿します。

ゴミ袋
新聞紙 ←霧吹きでッシュッシュ
版画用紙 ←ビチョビチョにならないように湿る程度に
新聞紙 ←霧吹きでッシュッシュ
ゴミ袋

新聞紙と版画用紙の間にも何か挟んだ方が良いのかなぁ


水性インクの場合

刷る直前に濡れタオルで表裏をササッと拭く程度。

 

その3 描画編

1. 下絵をかき、トレーシングペーパーやカーボン紙で版に転写する。
この辺は学校でやる木版画などと要領は一緒です。

2. 転写した版にニードルを普通に持ったり、強く握って描いたりします。
引っ掻いた所が色のつく所になります。私は面倒なので、下絵を直接、版に鉛筆で描いて、それで進めてしまう時もあります。版画なので左右反転するので、そこは注意です。刷ってみて描き足したりもします。ただ何回も刷ると先に描いた所が潰れてきたりしてしまうらしいです。
何はともあれここが1番重要で、楽しんで描きたいものです。

 引っ掻いて描画

>>その4 インク詰め・刷り編、その5 乾燥編

<<その1 道具編