型抜き・エンボスプレス機で版画を制作!その4 インク詰め・刷り編、その5 乾燥編

ドライポイント制作 制作日記

その4 インク詰め・刷り編

1. インクをまな板の上に出して、ヘラで練り練りなじませます。

2. 版にローラーかヘラでインクを詰めます。

 

3. 図のように寒冷紗をくしゃくしゃにしてから丸く包み、インクを拭き取ります。確か丸を描くように拭き取るだった気がします。
汚れてきたら寒冷紗のきれいな所に使ったりしながら、拭き拭きします。寒冷紗と人絹での拭き取り具合がそのまま絵になるので拭き取り具合は場所によって違う用になることが多いでしょう。

 

4. 以下の順番でビッグショットのプレートの上に置く。

透明な板(ビッグショット付属の)
 ↑  ラシャ紙
 ↑  版画用紙
 版
 ↓  ラシャ紙
 ↓  透明な板(ビッグショット付属の)
 ↓

全部閉じた状態の高さ調整の板(ビッグショット付属の)

 下  ビッグショットの本体の台

0.3mmの場合この順番でいい感じな気がします。

しかし版の厚みや紙を変えたり刷ると透明な板がいらない場合やフェルトがあるとちょうど良かったりなど条件が色々変わると思います。

 

5. ビッグショットのハンドルを一定のスピードで止めずにくるくる回す。

6. 版から版画用紙を持ち上げる。

7. 刷り上がり

■プラ板1.0mm 油性インク
厚みも適当にあるのでインクを拭う時に版を持ちやすい。

 

■アルミ0.3mm 油性インク
厚みが薄いのでインクを拭う時に版を持ちにくい。

■プラ0.3mm 油性インク
厚みが薄いのでインクを拭う時に版を持ちにくい。
インクの拭い方は一番うまく行った気がする。

 

■プラ0.3mm 水性インク
乾くのが超早く拭うのが追いつかない。水をある程度入れてインクを練らないと行けないのかもしれない。
ちなみにこれのみ水張りして乾燥させていないため、紙が波を打っています。

 

その5 乾燥編

1. 水張りテープを貼りたい長さに切る。

2. パネルに刷れた用紙を置く。

3. 水張りテープに刷毛などで湿らせ、刷れた用紙をパネルに貼り付ける。

4. 1日くらい干す(多分、日陰で)

5. カッターで水張りテープを切り、パネルから刷れた用紙を剥がす。

6. 完成!

 

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